7.「1.3%」と「3%」という数字(その2)
タイトルの数字の意味は前回解説しました、「難関大学」、「超難関大学」の同世代での入学率です。しかし現実的にはもっと苦しい事実がある・・・。それを今回は解説します。
以下では計算を楽にするために上の「超難関大学」に話を絞ります。が、普通の国公立大学にも通じることですので、各自の志望校に合わせて読んでみてください。
①浪人生や社会人などの存在
なにも大学とは18歳の人しか入学できないなんてことはなく、小中高とはまた違う教育機関だといってもいいでしょう。前年度不合格だった人、社会人だが大学で勉強することにした人など、受験するのは現役生に限りません。ここで皆さんに質問です。先ほど「超難関大学」の定員は1.5万人と言いましたが、そのうちの何%が浪人生・社会人などでしょうか?
それはだいたい33%(3人に1人)と思っていればいいでしょう。つまり、上の定員のうち、現役生が占める人数は1万人・・・。少なくなっちゃったね。
②地方格差の存在
よく一般に言われるのは「都会の子は頭がいい」ということです。私のような東北の片田舎に住む人間としてはコノヤローってかんじですが、実は間違ってもいないんですね・・・
わかりやすい記事があります。東大に入学した生徒の人数を県ごとに調べたものです。
これの中に「高校3年生1000人あたりに東大に入学する人数」を調べたものがあります。ご覧のとおり東京都、奈良県、神奈川県、兵庫県、鹿児島県が抜けています。これには理由がありますが、それを差し引いても東京は1000人中11人、すなわち1.1%の生徒が東大に進学します。それに引き換えわれらが宮城県は0.1%・・・
おわかりであろうか・・・そう。地方に住んでいるだけでもうすでに難関大に受かりにくくなっているのです。東京なら300人の高校でトップ3に入っていれば東大に行ける割合だが、宮城ならその高校からは3年間に1人しか合格しないのだ・・・(絶望)
地方格差、ひいては宮城県の大学入試の現状はまた別に語ります。
そう、以上①②をまとめると
国公立大学に合格するのは思ってる以上に難しい!!!
ということです。
「なんだよ・・・せっかくやる気が出てきたのに、俺には無理だっていうのかよ」
なんて言わないで!違う!違うんだよ!俺が言いたいのはそれじゃないんだ・・・!
俺が本当に言いたいのは「自分自身の現状と目標大学との距離を正確に把握して、そのうえで最終的に逆転で勝利せよ」ってことなんだよ!
「俺ならきっと大丈夫だろう・・」とか「部活が終わってからでも間に合うだろう・・・」とか考えてるようじゃダメなんだよ・・・!
君たちが闘うのはクラスの友達じゃない・・・。偏差値70オーバーの仙台一高、仙台二高の生徒なんだ・・・。そんなやつらは今日も受験勉強を進め、少しずつ合格に近づいている。
いうなれば「合格まっしぐら」の状態なのだ。彼らはほぼ確実に合格の座を勝ち取る。合格のチケットはたくさんあるようで実はもう埋まり始めているのだ。残り枚数は徐々に少なくなっている。
だからこそ・・・!はやく!はやく!チケットをとるために勉強せよ!!!!!
てなところです。リアルな話を今回はしました。次回は少し軽い話にしようかな~~~
IMSは頑張る皆さんの助けになりうるものです。皆さんが頑張れば、IMSもまた成長します。一緒に頑張っていきましょう。
まとめ
・浪人生や都会の高校生の影響で合格はより難しい
・勉強するんだ
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